いつ終わるか判らないこのコロナ禍で、施設としては遅すぎると思いましたが、ようやく体温を測ると消毒液が出る装置を設置することができました。
高齢者施設の千寿苑では、これまで毎朝6:00の巡回時には職員が利用者さん一人ひとりの検温しておりますが、利用者のみなさんが気になったときにすぐに検温できる環境ではありませんでした。「気になった時にすぐに検温をできる仕組みをどうにか整えたい!」とみんなで良い商品を探していました。時間はかかりましたが、やっと理想のものが見つかりました。検温後+消毒後に「温度正常」としゃべってくれます。視力低下している人や認知症で体温表示が理解できない人もいますが、音声があるとしっかりと把握できると思います。常に注意喚起を行っていますが、今回でさらに利用者のみなさんに意識づけができると思います。
↑↑↑設置直後に、モデルを買って出てくれた利用者の今野さんです↑↑↑
また「毎日の感染者数を館内放送することで、注意喚起につながるのではないか」とベテラン職員の上園相談員から提案がありました。毎日16時45分頃に放送でお知らせしています。
このように職員個々で「利用者のみなさんにどのようにして注意喚起をすればよいか考えてもらうこと」は大変ありがたいことです。そして職員間でも注意喚起に繋がりますので、なんとかこの未曾有の危機を乗り切り、楽しい行事が実施できるように早い段階での終息を切に祈っております。
法人の職員で高齢者事業に興味がある方がいましたら、ぜひ千寿苑に見学に来てください。
社会福祉法人 有隣協会
養護老人ホーム 千寿苑
主任支援員 熊谷 由美子