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【いこいの家】「和」と「洋」が織りなすハーモニー

 ようやく寒い冬も終わりつつ、春の暖かさを感じる季節がやってきました。

 

 いこいの家では、コロナ自粛による体力低下を防止するための運動や、クリスマス・節分などの季節を感じられるイベントをコロナ禍でも十分な感染予防対策を講じながら開催し、ご参加の皆さまに喜んでいただいておりました。

 しかし、今回はこれまでとは違う私たちいこいグループが考えた「文化」をテーマとしたイベントを地域のみなさんへのプレゼントとして3月1日に入新井老人いこいの家、翌2日に山王高齢者センターにて開催しました。

【見る楽しさ】


 日本の文化である「書道」を若き書道家の「天龍先生」が畳約1.5畳分の大きな布地に勢いよく書き始めます。既にイメージが固まっているようで、迷いは一切なくドンドン書いていきます。さすが書道家ですね、参加者の皆さんも食い入るように見ていらっしゃいました。

【心の癒し】


 西洋の文化である「ヴァイオリン」を奏でる若きヴァイオリニストの小木曽さん。懐かしい日本の音楽をゆったりと奏で、自然と心も癒してくれます。


 私、写真をとりながら気づいたのですが、天龍先生は音楽に合わせ、逆に小木曽さんは天龍先生が「力強く書く時」は「力強い演奏」と2人の息がピッタリ合って何とも心地よい気持ちになりました。実に素晴らしいコンビです!それでは、書き始めてから約25分で完成した今回の大作をご覧ください。

<入新井老人いこいの家>

一期一笑

 本来、「一期一会」ですが、いこいの家の出会いに感謝をこめ、この出会いを「笑って」過ごして欲しいとの想いを込めて「一会」を「一笑」に変えていただきました。

 白地に黒とシンプルですが、周りの枝や梅など季節を感じる装飾が文字を引き立ててくれます。


<山王高齢者センター>

桜梅桃李

 こちらは聞きなれない言葉ですが、「桜でも梅でも何においてもそれぞれ良いところがあり個性を生かす」と言う意味です。来館される方も様々ですが、皆さまが楽しめる「いこいの家」を目指すために選んでいただきました。こちらは紺地に金文字とまた違う迫力が出ていますね。


<今回のプレゼント>

 天龍先生に好きな文字を、色紙へ書いて頂きました。

「何の文字を書いていただこうかしら・・・」と皆さま真剣に悩み、完成した色紙を手に取り、嬉しそうな様子でした。その文字を選ばれた理由を各々話されており、傍らでヴァイオリンの音が響く素敵な空間でした。


 

 最後は天龍先生・小木曽先生・ご参加の皆様で、集合写真をパチリ。

 

 和と洋のコラボレーション。普段だけでなく、コロナ禍では経験できない体験だったのではないでしょうか?実は私も中学などの学生時代は書初めが好きだったので、今回は本当に楽しめた2日間でした。尚、来年度は今回開催していない、いこいの家でも実施していきます。まだご覧になってない方も、職員さんも是非お越しください。

コロナ禍の終息を願いながら、これからも「いこいの家」でしか経験できないイベントを企画していきます、ご期待ください。

 

大田区老人いこいの家 館長

社会福祉法人 有隣協会 

 

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