昨日(4月14日)、リスクマネジメント委員会のメンバー(一部)が養護老人ホーム 千寿苑に集合しました。何のために集まったのかというと、千寿苑で実施されている地震への対策を見せてもらうためです。
皆さんも感じていると思いますが、3月末から今月に入って東京都や千葉県で震度3~4の地震が相次いでいますよね。東北ではまた大きな地震もありました。さまざまな観点から地震の対策を講じていく必要があるのですが、リスクマネジメント委員会の会議において、"まず各施設、設備的に地震に対する対策がきちんと出来ているのか"という話題になりました。棚が倒れないのか、避難経路は確保されているのか等。それであれば、第一種福祉事業で消防署からチェックも受けている千寿苑の対策を、まずはリスクマネジメント委員会のメンバーが見学させてもらおう!というのが集合した主旨でした。
さっそく施設内を見学・・・↓↓↓
☆開き戸ストッパー
地震の揺れでほぼ全ての開き戸は扉が開いて、中のものがドッカンドッカン落ちてきて大変危険だそうです!包丁とかあったら…(怖)100均などでも売っているとのことです。
☆突っ張り耐震ポール
腰以上の高さの棚や家具、冷蔵庫は、天井から突っ張って固定する必要があります。天井から突っ張るだけでなく、家具に応じた固定グッズがあるようですよ。※紙コップは落下の恐れありですね。
☆独特な食堂の扉の構造
お洒落なデザインの扉と思っていたら、デザインのためではなく、中で出火していないか、火の勢いがどのくらいかを外から判断できる、機能的な扉なのだそうです!写真は説明中の上園さん。
消防署から一番注意されるのは、避難経路に障害となるものが置いていないかということのようです。棚や動くものは、倒れて避難経路をふさいでしまうリスクが高いんですね。冷蔵庫や自動販売機など、倒れないよう固定していてもNG!!と注意を受けたとのことでした。皆さんの施設も避難経路に物が置いてないか、改めてチェックが必要ですよ!
各階を回って1階に戻ったとき、これが目に入りました→→→。
「これ!!この表彰状は地震で落ちてきてしまうのでは!?危険ですよ!!」と私がドヤ顔で指摘したところ、坂本施設長から「落下しても避難経路をふさがないものは大丈夫。消防署から指摘されない。」とサラっと流されました。そうなんですね....〆(・ω・。)メモメモ。かすかに見えるのは羽田さんの頭です。
今回はリスクマネジメント委員会のメンバーでの視察でしたが、リスクマネジメント委員会としては、このノウハウを今後各施設、各事業所へ展開して、職員や利用者の安全確保に努めたいと考えております。いつ起こるかわからない地震、対策は急務です。どのように展開するか検討して皆さんに連絡させて頂きます!
↑非常用持ち出し袋の中身を確認する委員会メンバー。
↑メンバーの作業を笑顔で見守る委員長。
左から千寿苑 坂本さん、本部事務局 田中さん、いこいの家 羽田さん、千寿苑 上園さん、一番手前で顔がデカイのが私。皆マスク越しでも分かる、いい笑顔です。念のため補足ですが、私がブログ用にポーズを取って皆さんもそれに合わせてくれたので、遊んでいるように見えてしまうかもしれませんが、非常に真面目にやっておりました。
リスクマネジメント委員会
荒川寮 肥後