このところ、東京都の感染者数が増加の一途をたどり、新型コロナウイルスは第七波の到来が伝えられています。さざなみ苑でもできる限りの対策として、毎日2回、午前と午後に分けて次亜塩素酸ナトリウムによる館内消毒を実施しています。
この消毒はご家庭でも簡単にできますので、お試しください。
※注意 次亜塩素酸ナトリウムは皮膚への刺激が強いため、手指の消毒には使用できません。必ず物品の消毒用に限定して使用して下さい。
施設ではハイターを使用していますが、次亜塩素酸ナトリウムはご家庭にある塩素系漂白剤、洗剤等を利用しても作れます。
ハイター ２５ｍℓに対して 水１ℓ
カネヨブリーチ １０ｍℓに対して 水１ℓ
ブリーチ １０ｍℓに対して 水１ℓ
※厚生労働省サイトより抜粋
次亜塩素酸ナトリウムを作成する際は、皮膚を保護するためゴム手袋を着用し、必ず換気の良い場所で行うようにしてください。また、次亜塩素酸ナトリウムは成分の揮発性が高いため、作り置きをしておくことが出来ません。毎回消毒前に必要量を作ってください。消毒にあたってスプレー容器を使用しての噴霧は、ウイルスの飛散を助長することに加え、次亜塩素酸ナトリウムが皮膚に付着したり、口や鼻から吸い込んでしまう危険性があるため、布巾を次亜塩素酸ナトリウムに浸け、絞って清拭する方法が安全です。
さて、準備が整ったら消毒開始です。消毒は満遍なく行いますが、中でもドアノブやスイッチ類、手摺、テーブル等、多くの手が触れる場所を重点的に行います。清拭は必ず一方向に向けて行うことで、より効果的に消毒することができます。
館内エレベータのスイッチ類
トイレのドア
受付テーブル
洗濯機のスイッチ
さざなみ苑では、この他にも日々使用している食券や施設車等、人の手が触れるであろう箇所を徹底的に次亜塩素酸ナトリウムで清拭を行い、利用者さんには帰苑時の手指消毒と検温、各階にアルコール消毒器を常備しています。
新型コロナウイルスの収束は、まだ先の見通しが立たずに暗中模索の状態ではありますが、今できることを続けていくことが大切だと感じています。
いつの日か「あの時は大変だったねぇ～」と笑って話せる日が来ますって！
更生施設 さざなみ苑