ゆうりん大森の埴生です。大田区地域包括支援センター糀谷の職員さんからお誘いを受け、同じくゆうりん大森の澤田CMと一緒に、タイトルの原画展を鑑賞してきました。場所は大田区西糀谷2丁目にあるギャラリー南製作所です(元機械工場だったスペースを再生利用しています)。
三橋 昭さんのプロフィール(案内パンフレットより)
1949年生まれ。中学生のときから映画に魅了され、高校卒業後は助監督になる。その後、会社員、自営業を経て、区立図書館の館長(指定管理者制度)を務めている時に、レビー小体型認知症と診断される(2019年)。ほぼ毎日見る幻視をイラストにして文章を添えた日記を書き続けている。「幻視原画展」は平塚市立美術館他各地で開催している。
ギャラリー内には三橋さんが描いた作品がたくさん展示されていました。
三橋さんが描く絵には白黒のものとカラーのものがあり、その違いについてご本人にお聞きしたところ、白黒は平面で見えて、カラーは立体で見えるとのことでした。三橋さん自身が主治医の先生に確認したところ、白黒とカラーはそれぞれ脳の違う部分で見ているのではないかという見解だったそうです。
三橋さんが描く絵は可愛らしい動物や植物、ユニークで実在しないものなど様々です。観ているとほっこりした気分になるやさしい力がある気がします。
左から 三橋さんご本人、大田区地域包括支援センター糀谷・伊藤センター長、小林さんです。
今回はレビー小体型認知症当事者から直接お話が聞ける貴重な機会となりました。レビー小体型認知症と言っても、人によって症状は様々です。その症状によって日々大変な思いをされている当事者の方々、ご家族や周囲の方々がおられます。認知症になっても安心して暮らせる地域を作るために、皆が認知症の理解を深めていくことが大事だと改めて実感しました。
私達ゆうりん大森のケアマネジャーは高齢者と関わりながら、日々自己研鑽し、情報発信などできることから少しずつ取り組んでいきたいと思います。
社会福祉法人 有隣協会
居宅介護支援事業所 ゆうりん大森
埴生 奈々子