こんにちは!先日、4月から春風寮に異動してきた職員に対し「施設の現場目線での介護保険」に関する研修を「養護老人ホーム千寿苑」にて行っていただきましたので、その様子をご紹介させて頂きたいと思います。
「日常生活支援住居施設」という種別施設の春風寮。
高齢者施設ではないのに介護保険って関係あるの?と思う方もいるかもしれませんが、入居者の方々の中にはご高齢の方も少なくなく、様々な場面でサポートを必要とする方がいます。そして、介護保険サービスを始めとした、外部サービスを使って利用者の方々の困りごとをサポート出来るのも春風寮の特徴の一つです。(恥ずかしながら私は異動してくるまで殆ど知りませんでした、、今も勉強中です。)
しかし、「無料低額宿泊所」から「日常生活支援住居施設」に移行してまだ2年弱の春風寮。まだまだ支援方法は模索中な部分もあります。よって業務と密接に繋がりのある介護保険について、同じく入所型の施設である千寿苑にて今回研修を行っていただく運びとなりました。
ご多忙の中講師を引き受けて下さったのは、施設長の坂本さん、ケアマネジャーとしてご経験を積まれてきた樽見生活相談員です。午前は介護保険申請にあたって抑えるべきポイント、申請の際の施設職員として関り方等、基本的な部分を学びました。
昼食の時間には千寿苑提供の美味しいお蕎麦と
揚げ出し豆腐等を頂き、、
利用者の皆様が作成されたという
装飾の数々に心癒され、、
午後は事例を参考に、
意見を出し合いながら研修を進めていただきました。
ハッとさせられたのは「このケースは介護保険を使わなくても職員の声掛けを工夫すれば解決出来たかもしれないね」という坂本施設長の一言です。当事者の方に寄り添い関係性を作りながら支援をする、という対人支援における基本を日々意識出来ているのか、身が引き締まる思いがしました。
という訳で介護保険に関する表面的な知識だけではなく、そもそもの利用者の方の困りごとに対し職員としてどうアプローチしていくのか、仕事をこなすだけではなくそこに付加価値をつけていく為の視点の持ち方等々、、ここには書ききれないのですが私だけが聞くのは勿体無い大変貴重なお話を沢山していただきました。
改めまして坂本施設長・樽見生活相談員をはじめ、今回ご協力いただいた千寿苑の皆様、ありがとうございました。今後も有隣協会の一職員として少しでも地域の皆様の力になれるよう、多職種連携しながら学びを深めて参ります。
コメントをお書きください
ライラ (水曜日, 30 8月 2023 19:19)
法人内には様々な施設や事業所があるので、それぞれがどのような法律の下でどういった業務をしているのか、少しずつでも知っていく必要があると私は日頃から感じていますし、様々な事業所があるからこそ、互いに学ぶチャンスがあるのが有隣協会の良さであると思っています。言い訳に聞こえるかも知れないですが、正直私は自分の業務で手一杯で、なかなか勉強する時間や機会が持てないのが現実です。
筆者さんはこういった機会に恵まれ、真摯に学び、前向きに頑張っていらっしゃる方だと文章から伝わってきます。
私も頑張らなきゃと思います。
T (木曜日, 31 8月 2023 08:17)
事業所同士で研修はとても良いですね!横のつながりが出来れば、いろいろ考えられるかも。
春風寮K (水曜日, 06 9月 2023 09:19)
ライラさん、コメントありがとうございます。
私も全てにおいて足りない事だらけです、、が、ライラさんのコメントに勇気づけられ、私も頑張らないとと思いました!
春風寮K (水曜日, 06 9月 2023 09:23)
Tさん、コメントありがとうございます。
それぞれの事業所同士で学び合い、協力出来たら理想的ですよね。
たわら (木曜日, 07 9月 2023 00:21)
筆者さんの真面目で柔らかなお人柄が滲み出るような記事だと思いました。
自事業所と他事業所の「同じところ」や「違うところ」が見えてくると、自分たちの事業所をさらに理解することができますよね。他事業所との交流があること、羨ましいなぁって思います。