こんにちは。
3/11(月)に大田区立糀谷中学校3年生に向けた福祉体験のお手伝いをしてきましたのでその様子をご報告します。慣れないお手伝いで手一杯で、写真をほとんど撮影することができませんでした。文章から雰囲気を感じ取っていただけるとありがたいです。
この福祉体験は、糀谷中学校から依頼を受けた地域包括支援センター糀谷が主体となり、高齢や認知症になっても安心して生活できる地域をつくるための教育の一環として行なっているものです。卒業を間近に控えた中学3年生に対し、様々な体験をしてもらうことで、高齢者を取り巻く環境に目を向け、身近な問題と感じてもらうことのできる機会となっています。
今回の福祉体験は、
①高齢者疑似体験
疑似体験セットを使い、右片麻痺の方を想定して、床からの立ち上がりや歩行、階段昇降などを体験します。
3名一組で順番に体験者、介助者、観察者としての体験をします。疑似体験とはいえ、普段当たり前にできていることが当たり前でないことを実感できたのではないかと思います。
②車いす等福祉用具体験
車いすに人を乗せて動かす、実際に電動車いすに試乗するなどの体験をします。
車いすを押す側、乗る側の気持ちを理解することができたと思います。また普段何気なく歩いている道のわずかな傾斜や段差が、車いす生活の人にとっては危険な場所になり得ることを実感できたのではないでしょうか。
③認知症グループワーク
若年性認知症当事者の方のお話を聞いて、グループワークをします。認知症の方から直接お話を聞く機会は滅多にないことだと思います。グループごとに、認知症に対するイメージの変化や、友達の親が認知症になった時に自分には何ができるかを話し合います。
グループワークを通じて、互いがどんな風に感じているか話し合うことも貴重な経験になったと思います。
↑149名の生徒の皆さん↑
糀谷中学校の生徒さん達は皆さん真剣に説明を聞いたり、時には疑問に思うことを質問したりする姿も見られました。体験の後に感想を求められた際も、自分の意見をしっかりと発言することができていて立派でした。お手伝いした側も、若者のパワーを分けてもらった気がします。
地域共生社会の実現のため、今回のような活動は今後も多く求められてくると思います。私達ケアマネジャーはその一翼を担う立場として、こういった機会に積極的に参加していくことが必要だと感じました。
大田区地域包括支援センター糀谷の皆様、今回の活動にお声がけいただきありがとうございました。また一緒にお手伝いした様々な事業所の皆様もありがとうございました。
ゆうりん大森
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