昨年の岐阜大会(今さらですが、ブログ書き忘れました(涙)すみません。)に引き続き、今年も施設長、相談員2名の計3名で全国老人福祉施設(以下老施協)大会・研究会議JSフェスティバルin滋賀 に参加するため、滋賀県大津市へ行ってきました。
大津駅からシャトルバスに揺られて着いた会場は、琵琶湖が目の前のプリンスホテル!
いいお天気だし、遊覧船に乗りたいわ~♪という気持ちを抑えていざ出陣!
老施協会長による基調講演では、昨年より介護職員の平均賃金は上がったものの、物価高騰にあえぎ、また他職種と比べて平均賃金が6.9万円と差は開く一方・・という厳しい現実を改めて思い知りました。
「情緒的な訴えではなく、数字や根拠で示せ」とある議員さんに言われたとの話もあり、なかなか明るい話題が少ないのが現状です。
そんななか、印象的だったのは女性キャリアアップ推進部会プログラムのシンポジウムです。シンポジウムを聞く前は正直「女性を尊重しよう!おー!」みたいな話なのかと思っていました。しかし、実際には社会福祉法人の女性施設長から「男性の働き方が変われば女性の働き方も変わる」「男性が育休など取れば、個々の経験値が上がり、仕事以外で得られるチャンスがある」など、男女・雇用形態などを問わず、はつらつと働くための取り組みを知ることができ、ハッとさせられると同時に少し前向きな気持ちになりました。
2日目は特養、養護、デイサービスや小規模多機能、軽費などの分科会がありました。
養護老人ホームの分科会では、全国各ブロック代表の施設による発表を聞き、千寿苑でもすでに取り組んでいることや、また逆に取り入れたいと思うこともたくさんありました。色々な施設の話を聞いて思ったことは「とにかく利用者ファースト」であること。養護老人ホームは措置施設ですが、平成18年より措置費の単価が変わっておらず、また措置費の使用を控えるため入所を控える、いわゆる「措置控え」も起きているのが現状です。介護が必要な利用者も年々増えており、職員に負担がないと言ったら嘘になりますが、小さなことでもいいので改めて「利用者のためにできること」を職員全体で考えていきたいと思いました。
2日間、色々な話を聞いて頭がパンクしそうでしたが、休憩の合間に福祉用具ブースで足のマッサージ体験(あくまで利用者のため!ですヨ。足のむくみが取れますが、お値段の高さにあえなく断念。。)をしたり、
介護フォトコーナーを見てほっこりしたり、
会場のホテルのイメージキャラクターと写真を撮ったり、色々な意味で気分一新できました。
ちなみに来年の全国大会は「山口県」です。興味のある方、まずは老施協のホームページをチェックしてみてくださいね。
千寿苑
文責:樽見
写真:鈴木
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